結論:九九7の段は、いきなり全部覚えようとせず、「短く区切る・声に出す・遊びにする」ことで、親子で無理なく定着しやすくなります。
九九の中でも、7の段は「急に難しくなった」と感じやすい段です。
「6の段までは何とか言えたのに、7の段で止まってしまう」
「順番なら言えるけれど、バラバラに出すと答えられない」
「何度も練習しているのに、7×6や7×8でつまずく」
そんな様子を見ると、親としては「もっと練習させたほうがいいのかな」と思ってしまいますよね。
でも、わが家で実感したのは、量を増やすより、子どもの負担を減らす工夫のほうが大切だということでした。
この記事では、わが家で実践してきた九九7の段の覚え方を、親子で取り組みやすい形にまとめました。
朝学習・お風呂・九九カード・語呂合わせ・声かけなど、家庭で今日からできる方法を紹介します。
九九7の段がつまずきやすい理由
7の段が難しく感じる理由は、子どもにとって答えの数字が大きくなり、リズムだけでは覚えにくくなるからです。
2の段や5の段は、答えに規則が見えやすく、声に出したときのテンポもつかみやすいです。
一方で7の段は、
- 7×4=28
- 7×6=42
- 7×7=49
- 7×8=56
- 7×9=63
のように、答えの数字が大きくなり、ぱっと出にくい式が増えていきます。
だからこそ、7の段は「覚えが悪い」のではなく、覚え方を少し変えてあげることが大切な段だと感じています。
まずは7×1〜7×3だけでOK
7の段に入ったばかりの頃は、いきなり7×1から7×9まで全部覚えようとしなくて大丈夫です。
最初は、7×1〜7×3だけに絞ると、子どもが「これならできそう」と感じやすくなります。
- 7×1=7
- 7×2=14
- 7×3=21
この3つだけなら、朝の1分でも声に出して練習できます。
わが家では、まず「全部を完璧にする」よりも、できる式を先に作ることを意識しました。
小さな成功体験があると、子どもは「7の段もできるかも」と前向きになりやすいです。
7の段は「得意な式」から増やす
7の段を覚えるときは、順番通りにこだわりすぎなくても大丈夫です。
わが家では、子どもが覚えやすい式から先に定着させました。
- 7×1=7
- 7×2=14
- 7×3=21
- 7×5=35
- 7×9=63も少しずつ確認
特に7×5=35は、「5の段」とつながりがあるので覚えやすい子が多いです。
得意な式が増えると、7の段全体への苦手意識が少しずつ薄れていきます。
わが家で効果的だった声かけ
娘が7の段でつまずいていた頃、私が意識していたのは、間違いを責めるより、できた部分を先に伝えることでした。
九九は反復が必要だからこそ、子どもが「また間違えた」と感じ続けると、練習そのものが苦しくなってしまいます。
そこで、こんな声かけをしていました。
「最初の3つは完璧だったね!」
「今の言い方、すごくスムーズだったよ」
「昨日より早く言えたね」
「ここまで覚えているなら、あと少しだね」
ポイントは、できていない式より、できている式を先に見ることです。
親の声かけが少し変わるだけで、子どもの表情がやわらかくなることがあります。
朝学習は「1分だけ」で十分
7の段は、長時間まとめて練習するより、短い時間で何度もふれるほうが続きやすいです。
わが家では、朝学習の中に1分だけ7の段を読む時間を入れていました。
- 朝ごはんの前に1回読む
- 学校へ行く前に7×1〜7×5だけ言う
- できたところにシールを貼る
- 昨日より1つ多く言えたらOKにする
毎日長く頑張らなくても、短く続けることが大切です。
「今日は1回だけでいいよ」とハードルを下げると、子どもも取り組みやすくなります。
忘れにくくするには「混ぜて出す」練習が大切
7の段は、順番に言えるようになってからが大切です。
なぜなら、学校の問題やプリントでは、いつも7×1、7×2、7×3の順番で出てくるとは限らないからです。
「順番なら言えるのに、バラバラに出すと止まってしまう」という場合は、まだ記憶が整理されている途中です。
そんなときは、混ぜて出す練習を少しずつ取り入れます。
- 7×3 → 7×8 → 7×2 のようにバラバラで出す
- 九九カードをシャッフルする
- 間違えた式だけもう一度確認する
- 正解したら一歩進むゲームにする
最初から全部をランダムにすると難しいので、まずは3枚だけ混ぜるくらいで十分です。
慣れてきたら5枚、最後に9枚へ増やしていくと、無理なくステップアップできます。
お風呂の九九表で自然に定着
わが家では、お風呂に九九表を貼っていました。
机に向かって練習する時間とは違い、お風呂ではリラックスしながら声に出せるので、子どもも負担を感じにくかったようです。
娘が「7の段むずかしい」と言ったときは、無理に練習させるのではなく、遊びのように声をかけていました。
「今日は見ないでどこまで言えるかな?」
「ここだけ一緒に言ってみようか」
「あれ?答えを見て確認してみよう」
「昨日より1つ進んだね」
お風呂学習の良いところは、できなかった日も重くならないことです。
少し声に出すだけでも、7の段にふれる回数は増えていきます。
7の段のやさしい語呂合わせ
語呂合わせは、7の段を覚えるきっかけとして使いやすい方法です。
ただし、語呂だけで覚えるのではなく、最後は正式な九九の言い方と答えをセットにするのがおすすめです。
わが家では、楽しく声に出せるように、こんなイメージで覚えていました。
7×1=7 ラッキー7
7×2=14 しちに、じゅうし
7×3=21 しちさん、にじゅういち
7×4=28 にっぱっと笑う
7×5=35 サンゴ礁
7×6=42 しじゅうに、まで来たね
7×7=49 しちしち、しじゅうく
7×8=56 ゴロゴロねこ
7×9=63 ろくじゅうさんでゴール
少しおもしろい言葉にすると、子どもが笑ってくれることがあります。
笑いながら声に出せると、九九の練習が「つらい時間」ではなく「親子で楽しむ時間」に変わりやすくなります。
覚えやすい語呂ランキング|わが家ver.
7の段の中でも、わが家で特に覚えやすかった語呂をランキングにすると、次のようになります。
- 第1位 7×5=35「サンゴ礁」
数字と音のつながりが分かりやすく、覚えやすい式でした。 - 第2位 7×4=28「にっぱっと笑う」
笑顔のイメージが残りやすく、楽しく言えました。 - 第3位 7×8=56「ゴロゴロねこ」
子どもが好きな言葉にすると、自然と口に出しやすくなります。 - 第4位 7×3=21
短く区切って何度も言うと、比較的定着しやすい式でした。 - 第5位 7×2=14
最初のほうに出てくる式なので、早めに自信をつけやすいです。
語呂合わせは、あくまで覚えるための入り口です。
慣れてきたら、語呂ではなく7×5=35のように、式と答えをそのまま言えるようにしていきます。
九九カードでゲーム感覚の反復練習
7の段を定着させるには、見る・聞く・口に出すを組み合わせるのがおすすめです。
九九カードを使うと、短い時間でも反復練習がしやすくなります。
- 7の段だけをカードにする
- カードを1枚引いて答える
- 正解したカードは右、迷ったカードは左に分ける
- 迷ったカードだけ最後にもう一度やる
全部を何度も繰り返すより、迷った式だけを重点的に練習するほうが、子どもの負担は少なくなります。
「7の段30秒チャレンジ」や「正解したら1マス進むゲーム」にすると、遊び感覚で取り組みやすいです。
間違えた式はホワイトボードで見える化
7の段で何度も間違える式がある場合は、紙に何度も書かせるより、まずはホワイトボードなどで見える化するのがおすすめです。
たとえば、7×6=42でつまずくなら、ホワイトボードに大きく書きます。
7×6=42
しちろく、しじゅうに
そして、1日の中で何度か目に入る場所に置いておきます。
何度も怒られながら直すより、自然に目に入る回数を増やしたほうが、子どもが受け入れやすいこともあります。
九九7の段 一覧表
まずは、一覧を声に出して1周読むだけでも大丈夫です。
朝やお風呂の中など、毎日1分の積み重ねが、子どもの自信につながります。
7×1=7
7×2=14
7×3=21
7×4=28
7×5=35
7×6=42
7×7=49
7×8=56
7×9=63
7の段を覚える家庭学習ステップ
家庭で取り組むなら、次の順番がおすすめです。
- ステップ1:7×1〜7×3だけ声に出す
- ステップ2:7×5など覚えやすい式を増やす
- ステップ3:7の段を順番に1周読む
- ステップ4:九九カードでバラバラに答える
- ステップ5:間違えた式だけ短く復習する
大切なのは、1日で完璧にしようとしないことです。
昨日より1つ言えたら、それだけで十分な前進です。
親が気をつけたいこと
7の段でつまずいたとき、親が気をつけたいのは、練習時間を長くしすぎないことです。
九九は毎日ふれることが大切ですが、子どもが疲れている日に無理をすると、苦手意識が強くなってしまうことがあります。
わが家では、うまくいかない日は、次のようにハードルを下げていました。
- 今日は7×1〜7×3だけにする
- 親子で一緒に読むだけにする
- 答えを見ながら言ってもOKにする
- 1回できたら終わりにする
「できない日があっても大丈夫」と思えると、親も子どもも気持ちが楽になります。
まとめ|7の段は“できた!”を積み重ねれば大丈夫
九九7の段は、つまずきやすいと感じるお子さんも多い段です。
でも、いきなり全部を覚えようとしなくても大丈夫です。
まずは、7×1〜7×3だけ。
次に、覚えやすい式を少しずつ。
慣れてきたら、カードやお風呂学習で楽しく反復。
このように、短く区切る・声に出す・遊びにすることで、7の段は少しずつ定着していきます。
九九7の段の覚え方で大切なのは、焦って詰め込むことではなく、親子で「できた!」を積み重ねることです。
お子さんに合う方法をひとつずつ試しながら、楽しく7の段を乗り越えていけるといいですね。
次回は、いよいよ8の段へ。
数がさらに大きくなっても、リズムや遊びを取り入れながら、楽しく覚える工夫を紹介していきます。
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参考資料・確認日
この記事は、わが家の実体験を中心にまとめています。九九や計算の学習については、文部科学省の資料も参考にしました。
文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」では、乗法九九はその後の乗法や除法の計算の基盤となるものであり、体験的な活動や身近な生活体験と結び付けながら指導を工夫することが大切だと示されています。
- 出典:文部科学省「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」
- 発行:平成29年7月
- 確認日:2026年6月30日



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