📚子どもの語彙力を伸ばす家庭習慣|読書・会話・三行日記で言葉を増やす方法

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読書・会話・三行日記で語彙力を育てる家庭学習のイメージ

わが家でも、読み聞かせや日常会話、図鑑、言葉遊び、三行日記などを通して、少しずつ子どもたちの言葉の引き出しを増やしてきました。

この記事では、子どもの語彙力を伸ばすために家庭でできる習慣や、親の声かけの工夫を紹介します。

こんにちは。「楽しく学ぶ家庭学習|おうちスタディ」を運営しているcocoです🌸

子どもと過ごしていると、

「もっと自分の気持ちを言葉にできたらいいな」
「読書感想文や作文で、言葉が出てくるようになってほしい」
「家庭で語彙力を伸ばすには、何をすればいいのかな?」

と感じることはありませんか?

わが家でも、読み聞かせや日常会話、図鑑、ことば遊び、三行日記などを通して、子どもたちの言葉の引き出しを少しずつ増やすことを大切にしてきました。

語彙力は、国語だけでなく、算数の文章問題、理科や社会の理解、読書感想文や日記を書く力にもつながっていく大切な力だと感じています。

特別な教材に頼りすぎず、家庭の中で無理なくできる「語彙力を伸ばす習慣」と、親の声かけの工夫を紹介します。

子どもの語彙力は家庭の会話で少しずつ伸びる

語彙力を伸ばすために、まず大切にしたいのは日常会話です。

子どもの話をよく聞きながら、少しだけ言葉を広げて返してあげると、自然に表現の幅が広がっていきます。

たとえば、子どもが

「今日ね、すごく楽しかった」

と言ったときに、

「そうなんだ。ものすごく楽しかったんだね。ワクワクした?うれしい気持ちになった?」

と返してあげます。

このように、子どもの言葉を受け止めながら、「ものすごく」「ワクワク」など、気持ちに近い言葉を少し足してあげるだけでも、語彙は少しずつ増えていきます。

こそあど言葉を具体的な言葉に変える

子どもは、会話の中で「あれ」「これ」「それ」「どれ」などの、こそあど言葉をよく使います。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。けれど、親が少しだけ具体的な言葉にして返してあげると、語彙を増やすきっかけになります。

たとえば、

子「それ取って」
親「これ?ピンクのコップを取ってほしいんだね」

子「あれ食べたい」
親「あれって、クッキーのこと?」

子「これおいしい」
親「このいちご、甘くておいしいね。みずみずしいね」

このように、「それ」「あれ」「これ」を、具体的な名詞や様子を表す言葉に変えて返してあげます。

毎日の小さな積み重ねですが、子どもにとっては新しい言葉に触れる大切な機会になります。

気持ちを表す言葉を増やす声かけ

語彙力を伸ばすうえで、気持ちを表す言葉を増やすことも大切です。

子どもは「楽しかった」「うれしかった」「いやだった」など、使いやすい言葉で気持ちを表すことが多いです。

そこに、親が少しだけ別の表現を足してあげます。

子「楽しかった」
親「友だちと遊べて、ワクワクして楽しかったんだね」

子「いやだった」
親「いやだったんだね。がっかりした?それともドキドキしてこわかった?」

子「うれしい」
親「プレゼントをもらえて、すごくうれしくてニコニコしちゃうね」

このような声かけを続けていくと、子どもは少しずつ「自分の気持ちに合う言葉」を選べるようになっていきます。

読書感想文や日記を書くときにも、「楽しかった」だけで終わらず、「ワクワクした」「安心した」「少し不安だった」など、気持ちを具体的に表しやすくなります。

読み聞かせは小学生になっても語彙力につながる

読み聞かせは、幼児期だけのものではありません。

小学生になってからも、親子で本を読む時間は語彙力を伸ばす大切なきっかけになります。

わが家でも、毎日短時間でも本に触れることを大切にしてきました。

本の中には、日常会話ではあまり出てこない言葉がたくさんあります。物語の中で自然に言葉に触れることで、子どもは新しい語彙を少しずつ吸収していきます。

読み終わったあとに、

「どの場面が一番おもしろかった?」
「主人公はどんな気持ちだったと思う?」
「知らない言葉はあった?」

と聞いてみるのもおすすめです。

答えを正解に導こうとしすぎず、子どもの感じ方を受け止めながら、少しだけ言葉を足してあげると、自然な語彙学習になります。

読み聞かせを家庭で続けるコツについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。

👉 本好きな子に育てる読み聞かせ習慣|1日10冊で変わるコツ【実体験】

語彙が定着しやすい読み聞かせの工夫

絵本や本は、ただ読むだけでも十分楽しいものです。

そこに少し工夫を加えると、言葉がさらに記憶に残りやすくなります。

ゆっくり、はっきり読む

大人の会話より少しゆっくり、言葉の区切りを意識して読みます。

一語一語が耳に入りやすくなるので、聞き慣れない言葉も印象に残りやすくなります。

同じ本を繰り返し読む

同じ本を何度も読むことも、語彙の定着につながります。

最初は聞き慣れなかった言葉も、何度も耳にすることで「聞いたことがある言葉」に変わっていきます。

子どもが同じ本を何度も読みたがるときは、語彙を増やすチャンスだと思って、できる範囲で付き合ってあげるとよいです。

難しい言葉は短く言い換える

難しめの言葉が出てきたときは、読みを止めすぎず、さらっと言い換えてあげます。

たとえば、

「険しい山をこえて行きました」

という文が出てきたら、

「険しい山、つまりすごく歩きにくい山をこえて行きました」

と短く添えます。

また、

「がっかりしました」

という表現が出てきたら、

「思ったとおりにいかなくて、しょんぼりした感じだね」

と添えるだけでも、言葉の意味がイメージしやすくなります。

覚えてほしい言葉を少し強く読む

印象に残してほしい言葉は、声の強弱や間を使って読んでみるのもおすすめです。

たとえば、

「まっくらな、まっくらな『洞窟』に入りました」

という文なら、「洞窟」の部分だけ少しゆっくり、低めの声で読むと、子どもの記憶に残りやすくなります。

感情やリズムをつけることで、言葉の意味だけでなく、雰囲気も伝わりやすくなります。

読み終わった後の一言対話で語彙を増やす

読み聞かせの後は、語彙を定着させるチャンスです。

長く感想を言わせようとしなくても大丈夫です。短い一言対話だけでも、言葉を思い出す練習になります。

たとえば、次のような声かけが使いやすいです。

「今日のお話で、知らない言葉はあった?」
「『○○』って、どんな意味だと思った?」
「『ワクワク』と『ドキドキ』は、どっちの気持ちに近かった?」

子どもが答えたら、正解かどうかをすぐに判断するよりも、まずは「そう感じたんだね」と受け止めることを大切にします。

そのうえで、必要なときだけ、少し正しい意味を足してあげるとよいです。

また、読書習慣が子どもの考える力や地頭につながる理由については、こちらの記事でも紹介しています。

👉 本好きな子はなぜ伸びる?読書習慣で育つ地頭と考える力【実体験】

ことば遊びで楽しく語彙を広げる

語彙力を伸ばすためには、遊び感覚で言葉に触れることも効果的です。

「勉強しよう」と言うよりも、「ゲームしよう」と言ったほうが、子どもも参加しやすくなります。

たとえば、次のような遊びがあります。

・しりとりを「食べ物だけ」「動物だけ」などテーマしばりにする
・「すごい」を別の言葉に言い換えるゲームをする
・一つの言葉から、似た意味の言葉をどれだけ出せるか競争する

「すごい」なら、

「びっくりするくらい」
「とても上手」
「想像以上」

など、少しずつ表現を増やしていきます。

「はやい」なら、

「あっという間」
「すばやい」
「すぐに終わった」

のように、似た表現を親子で考えてみるのも楽しいです。

遊びの中で出会った言葉は、子どもにとって記憶に残りやすいと感じています。

辞書や図鑑をリビングに置く

分からない言葉が出てきたときに、すぐ調べられる環境をつくることも大切です。

子ども用国語辞典や図鑑をリビングに置いておくと、親子で調べる習慣がつきやすくなります。

たとえば、

「今の言葉、辞書で見るとどう書いてあるかな?」
「図鑑で見てみようか」
「このページにふせんを貼っておこうか」

と声をかけてみます。

調べた言葉にふせんを貼ったり、「今日覚えた言葉」として親子でメモしたりすると、言葉への関心が少しずつ育ちます。

大切なのは、分からない言葉を責めないことです。

「分からないから調べる」という経験をくり返すことで、子どもは言葉を知る楽しさに気づきやすくなります。

三行日記で話す力と書く力をつなげる

語彙力を「書く力」につなげる方法として、三行日記はとても取り入れやすいです。

長い日記を書かせようとすると、子どもも親も負担になってしまうことがあります。

でも、三行だけなら続けやすく、出来事・気持ち・ふり返りを短くまとめる練習になります。

三行日記の基本は、次の形です。

・1行目:今日あった事実
・2行目:そのときの気持ち
・3行目:明日やってみたいこと、または一言ふり返り

たとえば、小学生ならこのように書けます。

・1行目:今日テニスをした。
・2行目:サーブがうまく打てて、とてもうれしかった。
・3行目:明日はスライスの練習もしてみたい。

このように短くまとめることで、子どもは「何があったのか」「どう感じたのか」を言葉にする練習ができます。

三行日記で語彙力を増やすコツ

三行日記を書いたあと、親が少しだけ言葉を足してあげると、語彙がさらに広がります。

たとえば、子どもが「うれしかった」と書いたら、

「うれしかった以外だと、どんな言い方があるかな?」

と一緒に考えてみます。

「とても」「かなり」「思わず笑顔になるくらい」など、程度を表す言葉を一つ足してあげるのもよいです。

「悲しい」なら、

「がっかりした」
「しょんぼりした」
「残念だった」

など、似た言葉を一つ紹介してあげます。

ポイントは、無理に訂正しないことです。

「いい表現を使えたね。でも、こんな言い方もあるよ」

とやさしく添えるだけで十分です。

三行日記を続けるためのルール

三行日記は、続けることが一番大切です。

完璧に書かせようとすると、子どもにとって負担になってしまいます。

わが家では、続けやすさを大切にすることが大事だと感じています。

たとえば、

・夜、寝る前に3分だけ書く
・書けない日は1行だけでもOKにする
・ノートを決めておく
・書けた日はシールを貼る

というように、ハードルを低くしておくと続けやすくなります。

続いた日が目に見えると、子どもは達成感を持ちやすくなります。

親も一緒に三行日記を書いてみると、子どもがまねしやすくなるのでおすすめです。

子どもが書いた3行は、最後までさえぎらずに聞いてあげます。

評価よりも、

「そんなことがあったんだね」
「それはうれしかったね」
「よく書けたね」

と共感するコメントを一言添えることを大切にしたいです。

「書いたことを聞いてもらえた」という経験は、次も書いてみようという意欲につながります。

年齢別に伸ばしやすい語彙

語彙力といっても、年齢によって伸ばしやすい言葉の種類は少しずつ変わります。

子どもの年齢に合わせて、無理なく言葉を増やしていくと関わりやすくなります。

未就学児ごろまで

未就学児ごろまでは、身近な物の名前や動作の言葉が増えやすい時期です。

たとえば、

・物の名前:いぬ、くるま、スプーン、エレベーター
・基本の動詞:たべる、のむ、いく、おす、ひく
・かんたんな形容詞:あつい、つめたい、おおきい、ちいさい、あぶない

などです。

この時期は、「これ」「あれ」を具体的な名詞にして返してあげると、語彙が増えやすくなります。

小学生低学年

小学生低学年になると、日常語に加えて、少し説明的な言葉も使いやすくなっていきます。

たとえば、

・状態の言葉:びちょびちょ、ふわふわ、ドロドロ、ピカピカ
・時間や順序:さいしょ、つぎに、さいごに、最近、昔
・気持ちの言葉:がっかり、ホッとする、ドキドキ、イライラ

などです。

三行日記や会話の中で、「いつ」「どんなふうに」「どんな気持ちだったか」を聞いてあげると、表現の幅が広がりやすくなります。

小学校高学年

小学校高学年になると、読書や教科学習を通して、少し抽象的な言葉に触れる機会が増えていきます。

たとえば、

・抽象的な名詞:理由、結果、方法、考え、立場
・心の動き:緊張、不安、安心、感心、尊敬、後悔
・文章で使う言葉:しかし、ところが、たとえば、つまり

などです。

読書感想文や説明文を書くときに、こうした言葉を少しずつ教えてあげると、書く力にもつながっていきます。

中学生ごろ

中学生ごろになると、教科書やニュース、本の中で、抽象的な言葉や論理的な表現が増えていきます。

たとえば、

・抽象概念:価値、責任、権利、個性、多様性、公平
・論理表現:なぜなら、一方で、したがって、仮に、逆に
・感情のニュアンス:皮肉、違和感、もどかしさ、安心感、劣等感

などです。

ニュースや本を題材にして、

「この言葉はどういう意味だと思う?」
「別の言葉で言うと、どうなるかな?」

と一緒に考えてみると、難しい言葉も少しずつ自分のものになっていきます。

語彙力が増えると読書感想文にもつながる

語彙力が増えると、子どもは自分の気持ちや考えを言葉にしやすくなります。

読書感想文を書くときにも、言葉の引き出しがあることは大きな助けになります。

たとえば、同じ「楽しかった」でも、

「ワクワクした」
「心に残った」
「主人公の気持ちに共感した」
「自分だったらどうするか考えた」

というように、少しずつ具体的に表せるようになります。

読書感想文が苦手な子は、書く力がないというより、「どう表現したらよいか分からない」ことも多いです。

だからこそ、日常会話や読み聞かせ、三行日記の中で、言葉の引き出しを増やしておくことは大切だと感じています。

参考にした公的・関連情報

この記事では、家庭での実体験を中心にしながら、子どもの読書活動や語彙に関する情報も参考にしています。

まとめ|語彙力は毎日の家庭習慣で少しずつ育つ

子どもの語彙力は、一日で急に伸びるものではありません。

けれど、毎日の会話、読み聞かせ、ことば遊び、辞書や図鑑、三行日記などを通して、少しずつ育てていくことができます。

大切なのは、子どもの言葉を否定せず、受け止めながら、少しだけ新しい言葉を足してあげることです。

「楽しかったね」だけで終わらず、

「ワクワクしたね」
「安心したね」
「少しドキドキしたね」

と、気持ちに合う言葉を親子で一緒に探していく。

その積み重ねが、読書感想文や作文、日々の学習にもつながっていくと思います。

無理に勉強として取り組まなくても大丈夫です。

親子の会話の中で、楽しく言葉を増やしていきましょう。

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