結論:わが家では、本好きな子に育った2人を見てきて、読書を続ける中で「言葉を知る力」「長い文章を読む力」「落ち着いて取り組む力」「もっと知りたいと調べる力」の4つを感じてきました。ただし、本を読めば必ず成績が上がるという意味ではなく、読書は学ぶための土台のひとつになったのではないかと感じています。
「読書より、先に宿題をしたほうがいいのかな」
「本を読んでいるだけで、本当に勉強につながるの?」
と思うことはありませんか?
こんにちは。
「楽しく学ぶ家庭学習|おうちスタディ」を運営しているcocoです🌸
わが家では、子どもが小さいころから絵本の読み聞かせを続けてきました。
成長して自分で本を読めるようになってからも、図書館へ行ったり、本屋さんで好きな本を選んだりしながら、本に触れる時間を大切にしてきました。
現在では、2人とも「趣味は読書」と言うほど本好きな子に育ちました。
ただ、私は「本をたくさん読めば、必ず成績が上がる」とは考えていません。
読書だけで計算ができるようになるわけではありませんし、漢字練習や問題演習が必要な場面もあります。
それでも、子どもたちの成長を見てきて、読書を続けてきたことは、学ぶための土台のひとつになっているのではないかと感じる場面が何度もありました。
この記事では、わが家の実体験をもとに、読書習慣の中で感じた4つの力を紹介します。
- 言葉を知る力
- 長い文章を読む力
- 落ち着いて取り組む力
- 「もっと知りたい」と調べる力
読書を無理に勉強へ結びつけるのではなく、家庭の中でどのように本と付き合ってきたのかもお伝えします。

わが家で子どもたちを見ていて特に感じたのは、読書習慣があることで、文章や言葉に触れることへの抵抗が少なかったことです。
教科書を読む。
問題文を読む。
知らない言葉に出会う。
長い文章を最後まで読む。
分からないことを調べる。
学校の勉強では、こうした場面が何度もあります。
子どもたちは普段から本を読んでいるためか、文章量が多い問題でも、比較的落ち着いて向き合っているように感じてきました。
もちろん、それがすべて読書のおかげだとは言えません。
家庭学習や学校での学び、本人の性格など、さまざまな要因があると思います。
それでも、わが家では次のような姿を実際に見てきました。
| 読書を続ける中で感じた力 | わが家で見られた様子 |
|---|---|
| 言葉を知る力 | 本や図鑑で覚えた言葉が日常会話に出てきた |
| 文章を読む力 | 長い問題文にも比較的落ち着いて向き合っていた |
| 落ち着いて取り組む力 | 静かに本を読む時間が自然にできた |
| 調べる力 | 本をきっかけに「もっと知りたい」と興味が広がった |
1.読書を続ける中で、本や図鑑から言葉が増えていった
読書を続けていて最初に実感しやすかったのが、子どもの使う言葉が少しずつ増えていったことです。
本の中には、普段の会話ではあまり使わない言葉が出てきます。
物語独特の言い回しもあれば、図鑑には動物や植物、宇宙などの専門的な言葉も登場します。
わが家でも、子どもとの会話の中で、
「そんな言葉、どこで覚えたの?」
と思うことが何度もありました。
聞いてみると、
「本に書いてあったよ」
「図鑑で見た」
ということがあります。
親が一つひとつ教えたわけではありません。
好きな本を読んでいる中で、知らない言葉に出会い、前後の文章や絵と一緒に覚えていたのだと思います。
もちろん、本で一度見ただけですべての言葉を理解できるわけではありません。
それでも、たくさんの言葉に出会っていたことは、文章を読むときの負担を少なくする一助になったのではないかと感じています。
語彙力は国語だけで使うものではない
文章を読む場面は、国語だけではありません。
算数の文章題にも文章があります。
理科や社会でも、説明文や資料を読む必要があります。
学年が上がると、英語でも長い文章を読むようになります。
そのため、知っている言葉が多いことは、いろいろな学習場面で助けになると感じてきました。
家庭で語彙を増やすためにしてきたことは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶ 子どもの語彙力を伸ばす家庭習慣|会話・読書・三行日記で言葉を増やす方法
2.本好きな子に育ったわが家では、長い文章への抵抗が比較的少なかった
もうひとつ感じているのが、長い文章を読むことへの抵抗が比較的少なかったことです。
小さいころは絵本だったものが、少しずつ文字の多い本へ変わっていきました。
その中で、
「文章を読む」
ということ自体が、特別な作業ではなくなっていったように思います。
学校の宿題やテストでも、文章量が多い問題があります。
そんなときにも、
「長いから読みたくない」
と最初から嫌がることは、わが家ではあまりありませんでした。
文章題でも、まず問題を読んで、何を聞かれているのかを確認してから取り組んでいました。
もちろん、読書が好きだから問題を必ず正解できるわけではありません。
計算方法を知らなければ、算数の問題は解けません。
社会や理科も、必要な知識を覚える必要があります。
ただ、「文章を読むことそのものが大きな負担になりにくい」ことは、学習を進めるうえでひとつの強みになっていたように感じます。
3.静かにひとつのことへ向き合う時間ができた
本を読んでいるとき、子どもは自分のペースでページをめくります。
気になるところで止まる。
前のページへ戻る。
同じところを何度も読む。
読み方もそれぞれです。
わが家では、寝る前や少し時間が空いたときに、本を読むことがよくありました。
特別に、
「集中力をつけるために読書をしよう」
と考えていたわけではありません。
それでも、本を読んでいる間は、自然と静かに座っている時間ができていました。
成長すると、待ち時間などにも自分で本を持って行くようになりました。
「時間があるから本を読もう」
という選択肢が、子どもの中に自然に残ったように感じています。
家庭学習にも、落ち着いて机に向かう時間が必要です。
そのため、読書を通して静かにひとつのことへ向き合う経験を重ねてきたことも、学習習慣の一部につながっているのかもしれません。
ただし、これはわが家で見てきた様子です。
読書をすれば必ず集中力が高くなる、と言い切れるものではありません。
4.本好きな子に育つ中で、「もっと知りたい」と調べることが増えた
私が読書のよさを特に感じているのが、本が新しい興味の入口になったことです。
子どもが本や図鑑を読んでいると、
「これって何?」
「どうしてこうなるの?」
と聞かれることがありました。
そのとき、私がすぐ答えられないこともたくさんあります。
そんな場合は、
「一緒に調べてみようか」
と、別の本や図鑑を見たり、調べたりしてきました。
本で見たものを、実際に見に行ったこともあります。
そうすると、
読む → 疑問を持つ → 調べる → さらに興味が広がる
という流れが自然にできることがあります。
物語を読んで外国に興味を持つ。
歴史漫画をきっかけに人物を調べる。
図鑑で見た生き物を、さらに詳しく知りたくなる。
本は、ひとつのテーマだけで終わらず、別の学びへつながっていくことがあります。
私はこの「もっと知りたい」と思う気持ちが、家庭学習でもとても大切だと感じています。
本好きな子に育てるために、読書を「勉強のため」にしすぎなかった
わが家で大切にしてきたのは、読書を成績のためだけのものにしなかったことです。
「国語の点数を上げるために読みなさい」
「この本を読んだら頭がよくなるよ」
という声かけは、ほとんどしてきませんでした。
本は、まず楽しむもの。
知りたいことに出会うもの。
落ち着きたいときに読むもの。
そんな存在であってほしいと思っていました。
読書が「やらされるもの」にならなかったことも、本を読む習慣が続いた理由のひとつではないかと思っています。
わが家で読書習慣を続けるために意識していたこと
わが家では、子どもに本を読ませるというより、自然に本を手に取りやすい環境をつくることを意識してきました。
本はリビングや寝室など手に取りやすい場所に置き、図鑑や漫画、短い本でも、本人が興味を持ったものを大切にしていました。
また、「何ページ読んだ?」「最後まで読んだ?」と細かく確認することはせず、子どもが話したいときには本の話を聞くようにしてきました。
読書を課題にしすぎず、「本を読むのは楽しい」と感じられることを大切にしてきたことも、習慣が続いた理由のひとつだと思っています。
読書習慣の始まりは0歳からの読み聞かせでした
わが家では、本との最初の出会いは0歳からの読み聞かせでした。
成長するにつれて、親が読む絵本から、自分で好きな本を選んで読む形へ少しずつ変わっていきました。
読み聞かせの始め方や、わが家で続けた「1日10冊」の実体験については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
▶ 読み聞かせの始め方|0歳の絵本選び・年齢別のコツと続け方
▶ 0歳から1日10冊の読み聞かせ|本好きな子に育った家庭習慣【実体験】
子どもの読書について公的にはどう考えられている?
子どもの読書活動については、文部科学省でも、子どもが自主的に読書活動を行うことができるよう、そのための環境整備を進めることが示されています。
わが家でも、「勉強のために読ませる」というより、子どもが自然に本を手に取れる環境をつくることを大切にしてきました。
参考: 文部科学省|子どもの読書活動の推進に関する法律の施行について
確認日:2026年10月15日
読書だけで学力が決まるわけではない
本が好きだからといって、それだけですべての学力が身につくわけではありません。
計算や漢字、問題演習など、それぞれに必要な学習があります。生活習慣や学校での学びも大切です。
わが家では、読書を「これさえしておけば大丈夫」というものではなく、
読書+家庭学習+生活習慣+学校での学び
のひとつとして考えてきました。
読書は、答えを覚えるための勉強というより、学ぶときに使う言葉や文章に親しむ時間だったように感じています。
本をあまり読まない子への関わり方
子どもが本を読まないと、
「もっと読んでほしい」
と思うことがありますよね。
ただ、いきなり長い物語を読ませる必要はないと思います。
図鑑でもよいです。
クイズの本でもよいです。
好きなキャラクターの本でもよいです。
学習漫画から興味が広がることもあります。
大切なのは、まず「本を開いてみようかな」と思える入口を作ることです。
小学生になってからでも、親が読み聞かせをしてよいと思います。
本人が自分で読むのは嫌でも、読んでもらうことなら楽しめることがあります。
「なんで読まないの?」
と責めるより、
「これ面白そうだね」
「一緒に見てみる?」
くらいの声かけの方が、本との距離を縮めやすいと感じています。
まとめ|読書習慣は、わが家では学ぶ土台のひとつになりました
わが家では、小さいころから本に親しむ時間を大切にしてきました。
その中で感じたことは、大きく4つあります。
- 本や図鑑を通して言葉が増えた
- 長い文章を読むことへの抵抗が少なかった
- 静かにひとつのことへ向き合う時間ができた
- 「もっと知りたい」と自分で調べることが増えた
だからといって、本を読めば必ず成績が上がるとは思っていません。
読書だけですべてが身につくわけでもありません。
それでも、文章を読むことや言葉に触れることが日常になっていることは、学校や家庭で学ぶときの助けになっているように感じています。
わが家では、
「勉強のために本を読ませる」
のではなく、
「本を楽しんでいたら、その経験があとから学びにもつながっていた」
という感覚に近いです。
本をたくさん読ませなければ、と焦る必要はないと思います。
まずは子どもが気になる1冊を、一緒に開いてみる。
好きな本を見つけたら、その気持ちを大切にする。
そんな小さな積み重ねが、長く続く読書習慣につながっていくのではないでしょうか。



コメント