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今回は【九九シリーズ】の第2回として「3の段の覚え方」を紹介します。2の段に続いて学ぶ3の段は、九九のステップアップに欠かせない大切な段です。ここを楽しく覚えられるかどうかで、算数への自信が大きく変わります。
この記事では、3の段をスラスラ暗記できる方法を語呂合わせやカードを中心に解説し、さらに苦手な子どもへの対応や家庭でできる工夫もまとめました。ぜひお子さんの学習サポートに役立ててください。
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■ 九九3の段の基本【なぜつまずきやすいのか】
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3の段は「3, 6, 9, 12, 15…」と増えていきますが、「2の段」より答えが大きくなるため、暗記に時間がかかりやすいのが特徴です。
特につまずきやすいのは以下の部分です。
・「3×7=21」
・「3×8=24」
・「3×9=27」
このあたりで数字が混乱してスラスラ言えなくなる子が多く見られます。
だからこそ「ただ暗記する」のではなく、遊びや工夫を取り入れて学ぶことが重要です。
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■ 九九3の段を楽しく覚える方法
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◆ 1. 語呂合わせで覚える
語呂合わせは3の段にとても効果的です。
・3×7=21 → 「みな(37)にいい(21)こと」
・3×8=24 → 「みや(38)にふし(24)ぎ」
・3×9=27 → 「さく(39)なつ(27)の花」
子ども自身にオリジナル語呂を考えてもらうと、さらに記憶に残ります。
◆ 2. 九九カードを使う
カード学習は、クイズ感覚で繰り返し練習できる王道の方法です。
・親子で交互に問題を出し合う
・タイムトライアルで「1分以内に全部答える」
・正解したらシールを貼るごほうび方式
遊びながら取り組むことで飽きずに続けられます。
◆ 3. リズムに合わせて唱える
「3×1=3、3×2=6、3×3=9…」をリズムに合わせて唱えると、自然に口から出るようになります。
・手拍子を取り入れる
・九九ソングやラップ風に言ってみる
・テンポを変えてスピードアップに挑戦
リズム学習は集中力が切れやすい子にも効果的です。
◆ 4. 日常生活に取り入れる
生活の中に「3の段」を登場させましょう。
・お菓子を3つずつ分けたら?
・3日ごとの予定を一緒に考える
・買い物で「3個セット」の商品を数える
実生活と結びつけると、数字が「意味のあるもの」として定着します。
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■ 九九3の段 一覧表
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| 式 | 答え | 
|---|---|
| 3×1 | 3 | 
| 3×2 | 6 | 
| 3×3 | 9 | 
| 3×4 | 12 | 
| 3×5 | 15 | 
| 3×6 | 18 | 
| 3×7 | 21 | 
| 3×8 | 24 | 
| 3×9 | 27 | 
一覧表を毎日眺めたり声に出す習慣をつけるだけでも、自然に定着が進みます。
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■ 親子でできる会話例
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👩(親):「3×7は?」
👦(子ども):「……21!」
👩:「よくできたね!じゃあ3×9は?」
👦:「27!」
👩:「すごい✨ タイマーで1分チャレンジしてみよう!」
会話形式にすると、勉強が遊び感覚になりやすく、スムーズに続けられます。
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■ 覚えられない子への工夫
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◇ 数字が苦手な子
色分けした九九表やカードを活用し、視覚的に学べるようにしましょう。
◇ 集中力が続かない子
「1分チャレンジ」でテンポよく繰り返すのがおすすめです。短い時間なら集中しやすくなります。
◇ 発達特性のある子
カード・語呂合わせ・アプリなど複数の方法を組み合わせ、自分に合ったスタイルを見つけられるようにしましょう。
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■ よくあるつまずきポイントと対策
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・「3×6=18」を「16」と間違える
・「3×7」と「3×8」を混同する
・最後の「3×9」で答えが止まってしまう
👉 対策は「間違えた部分だけを重点的に練習すること」。シールや色ペンで印をつけると、復習がしやすくなります。
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■ 保護者にできるサポート
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・小さな成功を大げさに褒める
・短時間の繰り返し練習を促す
・アプリや音楽を取り入れて楽しい雰囲気を作る
保護者が「楽しいね」と声をかけるだけで、子どものやる気は大きく変わります。
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■ 3の段から広がる応用学習
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3の段は「6の段」「9の段」と深くつながっています。
例:
3×4=12 → 6×4=24(その2倍)
3×3=9 → 9×3=27(その3倍)
このように関連性を伝えると「九九はつながっているんだ!」と気づきやすくなります。
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■ 3の段におすすめの教材・アプリ
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・九九カード(100均や教材店で購入可能)
・無料九九アプリ(読み上げ機能つき)
・YouTubeの九九ソング(3の段専用も多数)
遊びながら繰り返すことで、自然と暗記できます。
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■ 九九シリーズ内部リンク
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九九は段ごとに工夫すると、さらに覚えやすくなります。以下のシリーズ記事もご覧ください。
▶ 九九2の段の覚え方|リズムとゲームで楽しくマスター
▶ 九九を覚える!100均アイテム特集|ダイソー&セリア
■ よくある質問(Q&A)
Q1: 3の段だけ覚えにくいのはなぜ?
A: 「2の段」より答えが大きくなり、特に 3×7=21 / 3×8=24 / 3×9=27 のゾーンで混同しやすいからです。語呂合わせ+カード+リズム(手拍子)を併用すると定着しやすくなります。
Q2: どれくらいの期間で覚え切れますか?
A: 目安は 1分×3回/日を1週間。毎日“短時間×回数”で、前日できなかった所だけ重点練習すると早いです。
Q3: 語呂合わせが合わない子には?
A: カードの裏に「ヒント数字」(例:3→6→9→12…の数列)を書き、テンポ読み→タイムアタック→書き取りの順で段階練習を。自分で語呂を作るのも効果大です。
Q4: 集中力が続きません…。
A: タイマーで1分チャレンジ→30秒休憩→もう1本。正解数をシールで可視化し、“昨日より+1”を目標にしましょう。
Q5: 発達特性がある場合のコツは?
A: 音優位:九九ソング+手拍子/視覚優位:色分け九九表・答えだけカード/体感優位:指でリズム取り。得意感覚を軸にミックスしてあげてください。
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■ まとめ:3の段を楽しく暗記して算数を得意にしよう
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3の段はつまずきやすい部分ですが、語呂合わせ・カード・リズム・生活の中での工夫を取り入れれば、スラスラ暗記できるようになります。
子どもの「できた!」を一緒に喜び、小さな成功体験を積み重ねることで算数への自信が育まれます。

  
  
  
  

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