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突然ですが、「算数=ドリルやプリントだけで学ぶもの」と思っていませんか?
実は、日々の家事の中にも「計算力を育てるチャンス」がたくさんあります。
この記事では、家庭の中で子どもと一緒に取り組める“計算力が身につく家事”を紹介します。
学校の勉強とはひと味違う「生きた算数力」を、家の中で楽しく育てましょう!
家事と計算はどう関係するの?
「家事」と聞くと、お掃除や料理、洗濯などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、家事には以下のような計算の要素がたっぷり含まれています:
- 食材の量を測る(g、ml)
- レシピを人数分に調整する(倍・半分)
- 買い物の合計金額を計算する
- 洗濯の時間配分を考える
- ゴミ袋のサイズと容量を把握する
つまり、算数を実生活で使う力=実用的な計算力を自然に育てることができるのです。
家事で身につく!5つの計算力トレーニング
① お買い物で「合計金額」を計算する
スーパーで「合計いくらになるかな?」と子どもに計算してもらいましょう。
- 消費税を含めて計算する
- 「1000円以内に収まるように選ぶ」などのルールをつける
- セール品でどれだけ安くなったかを比べる
お金のやり取りを通じて、たし算・ひき算・百分率の感覚を身につけることができます。
② 料理で「分量と割合」を計算する
レシピを元に、人数に合わせて分量を調整してみましょう。
例)「2人前のレシピを4人分にするには?」
→ 材料をすべて2倍にする必要があります。
また、調味料を小さじ・大さじで量ったり、g→kgなどの単位変換も含まれるため、割合や単位の理解にも役立ちます。
③ 洗濯・掃除で「時間配分」を考える
洗濯の「洗い→干す→乾かす」や、掃除の「何時までにどこを終えるか」などを一緒に計画することで、
- 時間の感覚(何分かかるか)
- 優先順位を考える力
- スケジュール管理の力
時間×生活の計算は、将来のタイムマネジメント力にもつながります。
④ 人数分に取り分ける「割り算」
食事のときに「この唐揚げを5人で分けると1人何個かな?」といった問いかけも有効です。
- 食事の取り分け
- お菓子やデザートの配分
- 飲み物の量の調整
わり算や分数の感覚が身につきます。
⑤ ゴミ袋の「サイズと容量」の計算
「この袋にゴミは全部入るかな?」
「10Lの袋に水を1Lずつ入れたら何杯で満タン?」
こんなふうに、容積や単位変換(L、ml、cm³)の話題も家事を通して学べます。理科の内容とも関連があるので、学年が上がっても役立ちます。
家庭学習の一環として「家事を活用」しよう
「家事=お手伝い」と思いがちですが、実はそれ以上に“生活に根ざした学び”の宝庫です。
ポイントは以下の3つ:
- 子どもに“任せる”のではなく“一緒にやる”
- 計算が必要な場面を声に出して説明する
- 失敗も経験のうちとして楽しむ
家庭の中で「算数ってこんなところにも使うんだ!」という気づきを重ねていくことが、“考える力”や“数字に強くなる力”を育てる第一歩になります。
まとめ
- 家事は「生きた計算力」を育てる絶好のチャンス
- 買い物、料理、洗濯、掃除などすべてが学びに変わる
- 親子で一緒に取り組むことで、家庭学習がもっと楽しくなる
「勉強しなさい」ではなく、「一緒にやってみよう」と声をかけることで、子どもは自然と数字に親しみを持ち始めます。
ぜひ、今日から“学びのあるお手伝い”を始めてみてくださいね。
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