九九が覚えられない子に寄り添う家庭学習|できたねを育てるヒント集【実体験】

九九が覚えられない子ども向けの家庭学習サポート|声かけと遊びで克服する方法のイメージ画像 九九
九九が覚えられない子どもに寄り添う家庭学習。 声かけと遊びで“できた!”を育てる方法。

結論:九九が覚えられない子には、「もっと練習させる」よりも、子どもに合った覚え方を見つけて、小さな「できたね」を積み重ねることが大切です。

九九は、小学生の算数でつまずきやすい単元のひとつです。何度練習しても忘れてしまったり、順番では言えるのに問題になると止まってしまったりすると、親も子どもも不安になりますよね。

こんにちは。「楽しく学ぶ家庭学習|おうちスタディ」を運営しているcocoです🌸

中学生と小学生の娘がいるわが家では、毎日の家庭学習を「できたね」で終われるように、小さな工夫を重ねてきました。

この記事では、「九九がなかなか覚えられない」「がんばっているのに結果につながらない」と悩むご家庭に向けて、わが家の実体験をもとに、家庭でできるサポート方法を紹介します。

九九が覚えられないのは、子どもの努力が足りないからとは限りません。まだ、その子に合った覚え方やステップに出会っていないだけのこともあります。

この記事でわかること

この記事では、九九が覚えられない子に寄り添う家庭学習の工夫を、実体験を交えながら紹介します。

  • 九九が覚えられない子によくあるつまずき
  • 家庭でできる九九のサポート方法
  • 遊びながら九九を覚える工夫
  • 子どもが前向きになる声かけ
  • 九九を定着させるためのステップ

九九が覚えられない子に多い悩み

九九を何度も練習しているのに、なかなか覚えられないことがあります。

たとえば、次のような姿です。

  • 順番なら言えるのに、バラバラに聞かれると止まる
  • 昨日できた段を、今日は忘れている
  • 苦手な段だけ何度も間違える
  • 声に出して言うのを嫌がる
  • 間違えるのが怖くて答えたがらない

このような姿を見ると、親としては「どうして覚えられないのかな」「このままで大丈夫かな」と心配になりますよね。

でも、九九が覚えられない理由は、やる気だけではありません。

丸暗記が苦手な子、リズムで覚える方が合う子、カードで見る方が覚えやすい子、生活の中で使うと理解しやすい子など、子どもによって合う方法は違います。

だからこそ、まずは「なぜ覚えられないの?」と責めるのではなく、「この子にはどんな方法が合うかな」と考えてあげることが大切だと感じています。

わが家で感じたこと|得意・不得意は子どもによって違う

わが家には、タイプの違う2人の娘がいます。

長女はコツコツ型ですが、最初は九九に苦手意識がありました。毎日練習しているのに、思うように覚えられない時期があり、私も焦ってしまったことがあります。

一方で、次女は小さいころからそろばんなどで数に触れる機会が多く、九九にも比較的なじみやすいタイプでした。

同じ家庭で育っていても、覚え方やつまずき方はまったく同じではありません。

その経験から感じたのは、「得意・不得意は個性であり、学び方は一つではない」ということです。

九九でつまずいたときも、「できない」と見るのではなく、「どんな方法なら覚えやすいかな」と一緒に探していくことが、家庭でできる大切なサポートだと感じました。

九九が覚えられない子への家庭学習サポート

ここからは、わが家で実際に取り入れてよかった九九のサポート方法を紹介します。

① 遊びながら九九にふれる

九九が苦手な子には、最初から「暗記しよう」とするより、遊びの中でふれる方が取り組みやすいことがあります。

わが家で取り入れやすかったのは、次のような方法です。

  • 九九カードで親子クイズをする
  • 拍手をしながらリズムで唱える
  • お風呂ポスターを見ながら声に出す
  • 「今日は2の段だけ」と決めて短く練習する
  • 親がわざと間違えて、子どもに直してもらう

「正解しなくちゃ」と思うと、子どもは緊張してしまいます。

でも、「クイズにしよう」「ゲームみたいにやってみよう」と声をかけると、少し気持ちが軽くなることがあります。

勉強というより、親子のやりとりの中で九九にふれることを意識しました。

② 小さな「できた」を見つける

九九は、全部を一度に覚えようとすると大変です。

だからこそ、わが家では「全部できたか」ではなく、どこまでできたかを見るようにしました。

たとえば、

  • 「今日は2の段の前半まで言えたね」
  • 「7×3だけ覚えられたね」
  • 「昨日より止まらずに言えたね」
  • 「間違えたけど、すぐ直せたね」

このように、部分的な成功を言葉にして伝えるようにしました。

「今日はここまでで大丈夫。また明日やろうね」と終われると、子どもも安心しやすくなります。

九九が苦手な時期ほど、小さな成功を親が見つけてあげることが大切だと感じています。

③ 間違いを責めずに「惜しい」に変える

九九を練習していると、同じところで何度も間違えることがあります。

そんなとき、つい「また間違えたの?」と言いたくなることもありますよね。

でも、子どもにとっては、間違えること自体が不安になっている場合もあります。

わが家では、間違えたときこそ、

  • 「惜しかったね」
  • 「もう一回だけやってみようか」
  • 「ここが覚えにくいんだね」
  • 「一緒に確認しよう」

という声かけを意識しました。

「間違えた=ダメ」ではなく、「間違えたところがわかった」と考えると、親も子どもも少し前向きになれます。

九九を定着させる3つのステップ

九九は、一度言えるようになっても、すぐに忘れてしまうことがあります。

だからこそ、覚えることだけでなく、定着させる工夫も大切です。

ステップ1:楽しくふれる

最初は、正確に言えることよりも、九九への抵抗感を減らすことを大切にしました。

リズムで唱える、歌のように言う、カードでクイズにするなど、楽しくふれる時間を作ります。

「九九って少し楽しいかも」と感じられると、次の練習につながりやすくなります。

ステップ2:生活の中で使ってみる

九九は、暗記だけで終わらせず、生活の中で使ってみると理解しやすくなります。

たとえば、買い物やおやつの時間に、

  • 「3個入りが2袋だと、全部で何個かな?」
  • 「4人に2個ずつ配ると、全部で何個いるかな?」
  • 「5枚のお皿に3個ずつ置いたら、全部で何個かな?」

というように、暮らしの中で九九につなげることができます。

「勉強」ではなく、日常の会話の中で使うことで、九九の意味も少しずつ見えてきます。

ステップ3:短時間でくり返す

九九は、長時間まとめて練習するより、短い時間でくり返す方が続けやすいと感じました。

わが家では、

  • 朝に1段だけ確認する
  • お風呂前に苦手な段だけ言う
  • 寝る前にカードを3枚だけ見る
  • 週末に苦手カードだけ復習する

というように、生活の中に少しずつ入れていました。

毎日たくさんやらなくても大丈夫です。

「少しだけでも続ける」ことを大切にすると、親子ともに負担が少なくなります。

九九が覚えられないときに避けたい声かけ

九九がなかなか覚えられないと、親も焦ってしまいます。

でも、次のような言葉は、子どもの苦手意識を強めてしまうことがあります。

  • 「なんで覚えられないの?」
  • 「昨日できたでしょ」
  • 「何回言えばわかるの?」
  • 「みんなはもう覚えているよ」

このような言葉を言われると、子どもは「九九が嫌い」「答えるのが怖い」と感じやすくなります。

もちろん、親も人間なので、焦ったりイライラしたりする日があります。

そんなときは、無理に続けず、「今日はここまでにしよう」と切り上げるのも大切です。

九九が覚えられない子におすすめの声かけ

九九でつまずいているときは、結果よりも過程を認める声かけがおすすめです。

わが家でよく使っていたのは、次のような言葉です。

  • 「昨日より言えたね」
  • 「ここまで覚えられたね」
  • 「今日はこの3つだけで大丈夫」
  • 「もう少しで言えそうだね」
  • 「一緒にやってみよう」
  • 「間違えたところがわかったね」

大切なのは、完璧に言えたかどうかだけで判断しないことです。

「昨日より少し進んだ」「苦手なカードが1枚減った」そんな小さな変化を見つけてあげると、子どもも前向きになりやすいです。

家庭でできる九九の練習方法

九九が覚えられないときは、1つの方法だけにこだわらず、いくつか試してみるのがおすすめです。

家庭で取り入れやすい方法をまとめると、次のようになります。

練習方法向いている子ポイント
九九カードバラバラ問題で止まりやすい子苦手カードだけにしぼる
リズム暗記声に出すと覚えやすい子拍手や歌のように唱える
お風呂ポスター机に向かう前に慣れたい子1日1段だけ見る
生活の中の計算意味を理解したい子おやつや買い物で使う
朝学習短時間なら集中しやすい子3分だけ確認する

大切なのは、子どもに合う方法を探すことです。

九九カードが合う子もいれば、リズムで覚える方が合う子もいます。お風呂ポスターのように、自然に目に入る方法が合う子もいます。

「これで覚えなさい」と決めつけず、いくつか試しながら、親子で続けやすい方法を見つけていくのがよいと感じています。

よくある質問

Q. 九九がなかなか覚えられないのは、練習不足ですか?

A. 練習不足だけとは限りません。丸暗記が苦手だったり、声に出すのが苦手だったり、ランダムに聞かれると止まってしまったりする子もいます。まずは、その子に合った覚え方を探してみるのがおすすめです。

Q. 何度も忘れてしまうときはどうすればいいですか?

A. 一度覚えても忘れることはあります。短い時間でくり返し確認したり、苦手な段だけを練習したりすると、親子ともに負担が少なく続けやすいです。

Q. 九九カードとポスター、どちらがよいですか?

A. バラバラ問題の練習には九九カード、自然に目に入れるにはポスターが使いやすいです。どちらか一つに決めるより、子どもの様子に合わせて使い分けるのがおすすめです。

Q. 親が教えるとイライラしてしまうときは?

A. 親子で苦しくなる日は、無理に続けなくて大丈夫です。「今日は3問だけ」「今日は聞くだけ」など、ハードルを下げると続けやすくなります。

あわせて読みたい関連記事

九九の覚え方や家庭でのサポート方法については、こちらの記事でも詳しくまとめています。

まとめ|九九が覚えられない子には「できたね」を積み重ねよう

九九が覚えられない子は、がんばっていないのではなく、まだ合う方法に出会っていないだけのこともあります。

わが家で大切にしてきたのは、次のようなことです。

  • 遊びながら九九にふれる
  • 小さな「できた」を見つける
  • 間違いを責めずに、次の練習につなげる
  • 生活の中で九九を使ってみる
  • 短時間でくり返す

九九は、覚えるまでに個人差があります。

焦らず、お子さんのペースで「できたね」を積み重ねていくことが、前向きな家庭学習につながると感じています。

今日できたことが、たとえ1つだけでも大丈夫です。

その小さな一歩を、親子で大切にしていきたいですね。

参考資料

この記事は、わが家の実体験を中心にまとめています。九九を含むかけ算の学習については、文部科学省の「小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編」も参考にしました。

文部科学省|小学校学習指導要領解説 算数編

確認日:2026年6月30日



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