中学生になると、夜になってもなかなか勉強モードに入れない日があります。
「そろそろ勉強したら?」と声をかけても、返事だけでなかなか動かない。
中学生になると、部活・学校・人間関係・スマホ・疲れなど、いろいろなことが重なり、夜の家庭学習が思うように進まない日もありますよね。
こんにちは。「楽しく学ぶ家庭学習|おうちスタディ」を運営している coco です🌸
わが家でも、中学生になってからは、小学生の頃とは違う難しさを感じるようになりました。
小学生の頃は、親がある程度流れを作ることで学習に入りやすかったのですが、中学生になると本人の気持ちや疲れ、やることの多さが関係して、夜の時間がだらだら流れてしまうこともありました。
でも、そこで「早く勉強しなさい」と強く言い続けても、親子ともに疲れてしまいます。
大切なのは、無理にやる気を出させることではなく、勉強モードに入りやすい夜の流れを少しずつ整えていくことだと感じています。
この記事では、中学生が夜になっても勉強モードに入りにくい理由と、わが家で意識してきた続きやすい夜習慣について、実体験をもとにまとめます。
この記事でわかること
- 中学生が夜に勉強モードへ入りにくい理由
- 部活後・夕食後にだらだらしやすい原因
- スマホやタブレットとの付き合い方
- 親の声かけで気をつけたいポイント
- 無理なく続きやすい夜習慣の作り方
中学生が夜になっても勉強モードに入れないのはなぜ?
中学生が夜になっても勉強モードに入れないのは、単に「やる気がない」からとは限りません。
学校で授業を受け、部活をして、友達関係にも気を使い、帰宅後は心も体も思っている以上に疲れていることがあります。
親から見ると、ソファでだらだらしているように見えても、子どもにとっては一度気持ちをゆるめる大切な時間なのかもしれません。
ただ、そのまま長時間スマホを見たり、何となく時間が過ぎたりすると、勉強を始めるタイミングを逃してしまいます。
つまり、夜の家庭学習で大切なのは、子どもを責めることではなく、「どうすれば自然に切り替えやすくなるか」を考えることだと思います。
理由① 学校と部活で心も体も疲れている
中学生は、小学生の頃よりも一日の疲れが大きくなります。
授業時間も長くなり、教科ごとの内容も難しくなります。さらに部活がある日は、帰宅する頃にはかなり疲れていることもあります。
わが家でも、部活や学校行事がある日は、帰ってきた時点で表情から疲れが見えることがあります。
そんな日に、帰宅してすぐ「勉強しなさい」と言っても、なかなか気持ちが動きません。
まずは夕食を食べる、少し休む、お風呂に入るなど、体を落ち着かせる時間が必要な日もあります。
中学生の夜学習は、気合いだけで続けるよりも、疲れている前提で流れを作るほうが続きやすいと感じています。
理由② やることが多すぎて、何から始めればいいかわからない
中学生になると、宿題・ワーク・提出物・小テスト・定期テスト勉強など、やることが一気に増えます。
やることが多いと、逆に何から始めればいいかわからず、動き出せないことがあります。
「勉強しなきゃ」と思っていても、頭の中でやることが整理できていないと、机に向かう前に疲れてしまうこともあります。
わが家では、夜にいきなり長時間勉強しようとするよりも、まずは「今日やること」を小さく分けることを意識しました。
- 宿題を1つだけ終わらせる
- 好きな教科から5分だけ取り組む
- 明日の提出物を確認する
- テスト範囲を一度確認する
このように、最初の一歩を小さくすると、勉強モードに入りやすくなります。
理由③ スマホやタブレットで気持ちが切り替わりにくい
中学生の夜時間で、気をつけたいと感じているのが、スマホやタブレットとの付き合い方です。
わが家では、子ども専用のスマホは持たせていません。友達との連絡が必要なときは、親の携帯を使ってやり取りする形にしています。
また、タブレットも基本的には学習用として使うようにしています。
それでも、学習動画や調べものなどで画面を見る時間が長くなると、気持ちの切り替えが難しくなることがあります。
少しだけ見るつもりでも、動画は次々と見たくなりやすく、勉強に戻るタイミングを逃してしまうこともあります。
これは、子どもの意志が弱いというよりも、スマホやタブレットがとても刺激の強いものだからだと感じています。
だからこそ、わが家では「何となく見る時間」を増やさないように、使う目的をできるだけはっきりさせることを大切にしています。
- 友達との連絡は親の携帯を使う
- タブレットは基本的に学習用として使う
- 学習動画を見るときは時間を決める
- 夜遅くまで画面を見続けない
- 勉強前にだらだら動画を見る流れにしない
スマホを持たせる・持たせないは、家庭によって考え方が違うと思います。
ただ、どちらの場合でも大切なのは、夜の時間に画面を見る目的や時間を親子で確認しておくことだと感じています。
わが家では、スマホやタブレットを完全に否定するのではなく、学習や必要な連絡に役立てながら、家庭学習や睡眠の妨げになりにくい使い方を意識しています。
子どものネット利用については、こども家庭庁の保護者向けリーフレットでも、家庭でのルールづくりや安全な使い方が紹介されています。
参考:こども家庭庁「青少年のインターネット利用環境づくり」リーフレット
理由④ 「勉強しなさい」と言われるほど動きにくくなる
親としては、時間が過ぎていくとつい焦ってしまいます。
「早く勉強したら?」
「まだやってないの?」
「明日大丈夫なの?」
こんな声かけをしてしまうこともありますよね。
でも、中学生になると、自分でも「やらなきゃ」と分かっていることが多いです。
そこに何度も言われると、反発したくなったり、余計に動きにくくなったりすることがあります。
わが家では、強く言い過ぎることはできるだけしないようにしていますが、それでも声のかけ方によっては、親子の間に少し微妙な空気が流れてしまうことがあります。
だからこそ、日頃から意識しているのは、「勉強しなさい」と命令するよりも、本人が動き出しやすい聞き方をすることです。
- 今日はどんな宿題が出たの?
- 今日は何をする日か、一度スケジュール表を見てみようか?
- 先にお風呂にする?それとも少し勉強してからにする?
- 提出物だけ一緒に確認しておく?
命令ではなく、本人が決める余地を残すと、少し動きやすくなることがあります。
中学生になると、親がすべてを決めるよりも、自分で選んだ感覚があるほうが、勉強への切り替えがしやすいように感じています。
理由⑤ 夜の流れが決まっていない
夜の家庭学習が続きにくい理由の一つに、「夜の流れが決まっていない」ことがあります。
周りの方と話をしていても、夜の時間の使い方に悩んでいるご家庭は少なくないと感じています。
たとえば、次のような流れです。
帰宅後に何となくスマホを見る。
↓
夕食後に何となく休む。
↓
お風呂の時間が遅くなる。
↓
気づいたら寝る時間が近づいている。
このように、夜の流れが決まっていないと、勉強を始めるタイミングを逃しやすくなります。
中学生は、学校・部活・提出物・テスト勉強などで忙しい時期です。
だからこそ、毎日完璧にこなすことを目指すよりも、「だいたいの夜の流れ」を作っておくことが大切だと感じています。
わが家で意識した、続きやすい夜習慣
ここからは、わが家で意識してきた夜習慣を紹介します。
特別なことではありませんが、少しずつ整えていくことで、夜の家庭学習が始めやすくなりました。
① 帰宅後すぐに勉強を求めすぎない
部活や学校で疲れている日は、帰宅後すぐに勉強を始めるのが難しいこともあります。
そのため、わが家では「帰ってすぐ勉強」だけにこだわりすぎないようにしました。
まずはお風呂に入る、ご飯を食べる、少し休むなど、気持ちを落ち着ける時間を入れることで、その後の宿題や家庭学習に入りやすくなると感じます。
疲れている日は、まず宿題だけ終わらせる日があってもよいと思います。そのうえで余裕がある日は、英単語やワーク、テスト勉強などの家庭学習に少し取り組むようにしています。
ただし、休憩が長くなりすぎると、そこから勉強へ戻りにくくなることもあります。
そのため、休憩するときは「何時から始めるか」だけ決めておくと、親子ともに声をかけやすくなります。
② 「始める時間」だけを先に決める
夜の勉強は、「何時間やるか」よりも、まず「何時に始めるか」を決めるほうが続きやすいと感じています。
たとえば、
- 夕食後30分休んだら始める
- お風呂のあとに10分だけ机に向かう
- 20時から学習を始める
- 寝る前に次の日のスケジュールを確認する
このように、始める時間を決めておくと、親も声をかけやすくなります。
「いつやるの?」ではなく、「20時からだったよね」と確認するだけで済むので、親子の言い合いも少なくなります。
③ 最初は10分だけにする
夜になって疲れているときに、「さあ、1時間勉強しよう」と思うと、ハードルが高く感じます。
そんなときは、最初から長時間を目指さず、10分だけ始めるのがおすすめです。
中学生の10分学習では、負担が少なく、すぐに取りかかれる内容が向いています。
- 英単語を10個だけ覚える
- 漢字や語句を5〜10個だけ確認する
- 数学の計算問題を10分だけ解く
- 理科や社会の用語を一問一答で確認する
- 明日の時間割や提出物を確認する
- 学校のワークを10分だけ進める
- 間違えた問題を解き直す
特に、英単語・漢字・理科社会の一問一答・数学の計算問題は、短い時間でも取り組みやすく、10分学習に向いています。
始める前は嫌がっていても、少し手をつけると、そのまま続けられることもあります。
中学生の家庭学習では、「長く頑張る」よりも「始めるハードルを下げる」ことが大切だと感じています。
④ 学習タイマーを使って区切る
わが家では、学習タイマーを使うことで、勉強の始まりと終わりが見えやすくなりました。
「終わりが見えない勉強」は、子どもにとって負担が大きく感じることがあります。
でも、「まずは15分」「25分やったら休憩」と決めると、気持ちのハードルが下がります。
中学生になると、ポモドーロ風に「25分集中+5分休憩」のような使い方もできます。
時間を区切ることで、だらだら机に向かうよりも集中しやすくなり、気持ちの切り替えもしやすくなりました。
学習タイマーの使い方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
▶ 学習タイマーで子どもの集中が続いた|わが家で使ってよかった家庭学習アイテム【実体験】
⑤ 机に向かう前の準備を減らす
勉強を始めるまでに時間がかかる理由の一つに、準備の多さがあります。
教材を探す、筆箱を探す、提出物を確認する、プリントを出す。
これだけで面倒になってしまうこともあります。
わが家では、よく使う教材や文房具を取り出しやすい場所に置くようにしました。
また、夜にやるものをあらかじめ机の上に置いておくと、始めるまでの負担が少なくなります。
勉強を続けるには、やる気だけでなく、始めやすい環境づくりも大切です。
⑥ スマホやタブレットは「使う場所」を決める
スマホやタブレットが手元にあると、親も子もどうしても気になってしまいます。
通知が鳴らなくても、近くにあるだけで集中が切れやすくなることもあります。
わが家では、子ども専用のスマホは持たせていませんが、友達との連絡で親の携帯を使うことはあります。
そのため、使うときはリビングなど家族の目が届く場所で使い、だらだら見続ける流れにならないように意識しています。
タブレットも基本的には学習用として使い、学習動画を見るときは時間を決めるようにしています。
「使ってはいけない」と否定するよりも、使う目的や場所を決めておくことで、勉強への切り替えがしやすくなると感じています。
⑦ 寝る前は詰め込みすぎない
夜遅くまで詰め込みすぎると、翌朝に疲れが残ることがあります。
特に中学生は、睡眠不足になると集中力や気持ちの安定にも影響しやすいと感じます。
テスト前はどうしても遅くなる日もありますが、普段の家庭学習では、寝る時間を大きく削らないことも大切です。
夜の学習は、完璧に詰め込むよりも、明日に疲れを残さない形で続けることを意識しています。
睡眠については、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、健康づくりに欠かせない休養として紹介されています。
夜の家庭学習が続きやすくなる声かけ
中学生への声かけは、小学生の頃よりも少し難しく感じることがあります。
言い方によっては、親の心配が伝わらず、ただ責められているように感じてしまうこともあります。
わが家で意識しているのは、命令よりも確認、否定よりも相談の形にすることです。
避けたい声かけ
- まだ勉強してないの?
- 早くやりなさい
- そんなことしていて大丈夫?
- だから成績が上がらないんだよ
このような言い方は、親の不安から出てしまうこともありますが、子どもが素直に動きにくくなることがあります。
使いやすい声かけ
- 今日は何から始める?
- 何時からならできそう?
- まず10分だけやってみる?
- 提出物だけ一緒に確認しようか?
- 疲れているなら、先にお風呂にする?
子どもが自分で選べる形にすると、少し受け入れやすくなります。
親が全部決めるのではなく、本人が「これならできそう」と思える小さな一歩を一緒に探すことが大切だと感じています。
わが家の夜習慣の流れ
わが家では、毎日きっちり同じ流れではありませんが、だいたいの夜習慣を決めるようにしています。
たとえば、部活がある日の夜はこのような流れです。
- 帰宅後、まず荷物を置く
- 荷物の整理をする
- お風呂に入る
- 宿題をやる
- 夕食を食べながら会話する
- 短めに休憩する
- 今日やることの準備をする
- 家庭学習を始める
- 親子で会話をしたり、読書をする
- 翌日の準備をして寝る流れに入る
もちろん、予定通りにいかない日もあります。
疲れている日、眠そうな日、気持ちが乗らない日もあります。
そんな日は、無理に学習をさせるよりも、親子でゆっくりお茶を飲みながら会話をしたり、好きな本を読んだり、宿題と明日の準備だけさせる日もあります。
わが家の読書習慣については、こちらの記事でも紹介しています。
▶ 本好きな子に育てる読み聞かせ習慣|1日10冊の絵本と図書館通い【実体験】
大切なのは、毎日完璧にやることではなく、家庭学習から完全に離れない小さな習慣を作ることだと思います。
夜に勉強できない日があっても大丈夫
中学生の家庭学習は、毎日予定通りに進むとは限りません。
部活で疲れている日もありますし、学校で嫌なことがあって気持ちが沈んでいる日もあります。
親から見ると「まただらだらしている」と見えても、子どもなりに疲れや不安を抱えていることもあります。
そんな日は、無理に机に向かわせるよりも、睡眠を優先したほうがよい場合もあります。
夜にできなかった分は、朝に少し見直す、週末に調整する、翌日に提出物だけ確認するなど、別の方法で整えることもできます。
「今日できなかったからダメ」ではなく、「明日につながる形にする」ことを意識すると、親子ともに気持ちが楽になります。
中学生の夜習慣で大切にしたいこと
中学生の夜習慣で大切なのは、完璧なスケジュールを作ることではありません。
その子の疲れ方、性格、部活の有無、得意不得意に合わせて、続けやすい形を見つけることです。
わが家で大切にしているのは、次の3つです。
- 始めるハードルを下げること
- 親子で言い合いになりにくい流れを作ること
- 睡眠や心の余裕も大切にすること
▶ 睡眠と学力の関係とは?小中学生の記憶と集中力を伸ばす睡眠習慣
勉強は大切ですが、毎日の家庭の空気も同じくらい大切です。
親子でぶつかりすぎると、家庭学習そのものが苦しい時間になってしまいます。
だからこそ、無理なく続く仕組みを少しずつ作ることが大切だと感じています。
よくある質問
Q. 中学生が夜に全然勉強しないときはどうすればいいですか?
まずは、なぜ始められないのかを見てあげることが大切です。疲れているのか、やることが多すぎるのか、スマホから切り替えられないのかによって対応が変わります。
いきなり長時間の勉強を求めるよりも、「10分だけ」「提出物だけ」「明日の準備だけ」のように小さく始めると動きやすくなります。
Q. 夜の勉強時間はどのくらいがよいですか?
学年や部活、テスト前かどうかによって変わります。普段は無理に長時間を目指すよりも、毎日少しでも机に向かう習慣を作ることが大切です。
疲れている日は15分〜30分でも十分な日があります。テスト前は、早めに計画を立てて少しずつ増やしていくと安心です。
Q. 中学生にスマホを持たせていない家庭でも、夜習慣は整えたほうがいいですか?
はい。スマホを持たせていない場合でも、タブレット学習や親の携帯での連絡、学習動画など、画面を見る時間はあります。
わが家でも、子ども専用のスマホは持たせていませんが、友達との連絡は親の携帯を使い、タブレットは基本的に学習用として使っています。
そのため、スマホを持っている・持っていないに関わらず、夜の時間に画面を見る目的や時間を親子で確認しておくことが大切だと感じています。
Q. 親はどこまで関わればいいですか?
中学生になると、すべてを親が管理するのは難しくなります。ただ、完全に本人任せにすると、提出物やテスト勉強が後回しになることもあります。
わが家では、細かく管理しすぎるよりも、「今日は何をやる?」「提出物は大丈夫?」と確認する形を意識しています。本人の自立を大切にしながら、必要なところだけ支える距離感が大切だと感じています。
まとめ|中学生の夜学習は「やる気」よりも流れづくりが大切
中学生が夜になっても勉強モードに入れないのは、決してめずらしいことではありません。
学校や部活で疲れていたり、やることが多すぎたり、スマホやタブレットなどの画面時間から気持ちを切り替えにくかったり、理由はいろいろあります。
だからこそ、「どうしてやらないの?」と責めるよりも、「どうしたら始めやすくなるかな?」と一緒に考えることが大切だと感じています。
わが家でも、夜の家庭学習が毎日スムーズに進むわけではありません。
それでも、始める時間を決める、10分だけ取り組む、スマホやタブレットを使う場所を決める、学習タイマーを使うなど、小さな工夫を重ねることで、少しずつ勉強モードに入りやすくなりました。
中学生の家庭学習は、親が無理に引っ張るよりも、本人が動きやすい流れを作ることが大切です。
完璧を目指さなくても大丈夫です。
今日できる小さな一歩を積み重ねながら、親子で無理なく続く夜習慣を作っていけたらいいですね🌙


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